皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科・美容皮膚科

病気のこと

アトピーを「火事」に例えて考えてみるとわかりやすい

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アトピー性皮膚炎の病態は非常に複雑で、
アトピー性皮膚炎だけで厚い1冊の教科書ができてしまうくらい、
盛んに研究もされており、様々な新しい知見もわかってきております。

少し火事について想像してみてください。

一旦火事が起きてしまったら、消火しますよね。
家が燃え尽きるのを待ってたり、自然に消えるのを待つ人はいないと思います。

アトピー性皮膚炎の炎症もそうなのです、
一旦、スイッチが入ってしまった炎症は消さないといけません。
炎症が消えるのをまっていたら、肌がボロボロになってしまいます。

昔ながらの木造家屋が燃えやすいように、アトピー性皮膚炎の皮膚も、
バリア機能が弱いので、アレルゲンが皮膚に入りやすく、炎症を起こしやすくなっています。

燃えにくい家に作り変える(リフォーム)するには、ひとつひとつの材質を変え、
外壁や内壁を丈夫にしていきます。ただ、時間がかかります。
火事の間にリフォームしても、元の家がなくなってしまいます。

アトピー性皮膚炎でも、体質改善はとても大切です。体を作っている食物(食事)の管理や運動による身体機能の向上は必要だと思います。ただそれにはとても時間がかかります。

ここで、言いたいことは、
アトピー性皮膚炎の治療は、①現在起きている炎症を止める治療(火事を消す)と②体質改善(リフォーム)のどちらも大切で、片一方だけではアトピーを治せないということ、
①、②は並行して行っていく必要があるということです。

ボロボロになってしまった皮膚を再生させるのはとても大変です。

また、外的な刺激(アレルゲン)を減らすことも重要ですが、
それについてはまた後日触れることにします。

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