皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科・美容皮膚科

院長のちょっとした話

講演会 in 江陽グランドホテル

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ルパフィンの販売記念講演でした。

じんま疹に対するルパフィンの効果、有効性を知ることができました。

要点を簡単にまとめます。

「難治性蕁麻疹の治療戦略」
島根大学 皮膚科教授 森田栄伸先生

・じんま疹の発疹の持続時間によって関与しているケミカルメディエーを予測し、治療薬を選択する。
→1-2時間程度:ヒスタミンがメイン⇒抗ヒスタミン薬、H2ブロッカー
 数時間以上:ヒスタミン、プロスタグランジン、ロイコトリエン、PAF⇒抗ヒスタミン薬、抗ロイコ
       トリエン拮抗薬、抗PAF拮抗薬(ルパフィン)
 1日以上:ヒスタミン、サイトカイン、補体⇒抗ヒスタミン薬、ステロイド

「抗PAF作用を有するルパタジンの抗ヒスタミン薬に対する位置付け」
東京大学 皮膚科教授 佐藤伸一先生

・PAFはアレルギー性炎症を誘導する:血管内皮細胞に接着→血管を拡張→炎症細胞の遊離、誘導→膨疹を形成(じんま疹)

・PAF量が多いとアレルギー反応も強くなる。

・PAFはじんま疹の症状遷延化に関与。

・ルパフィンの併用注意:イトリゾール内服で、ルパフィンの血中濃度10倍

・慢性蕁麻疹に対して、ルパフィンは、デザレックス、ジルテック、ザイザルより有効性が高いという研究データあり。

・Q. 抗ヒスタミン薬の効果になぜ個人差がでるのか?
 A. 組織移行性の違いが大きい⇒効果が弱い人には倍量投与がよい

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