帯状疱疹

帯状疱疹とは

身体の左右どちらか一方に、ピリピリと刺すような痛みと、これに続いて赤い斑点と小さな水ぶくれが帯状にあらわれる病気です。
痛みや発疹の範囲は皮膚の感覚神経の支配領域に一致した部位にみられます。

原因


 

① はじめて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染したときは、水ぼうそうとして発症します。
② 水ぼうそうが治ったあとも、ウイルスは体内の神経節に潜んでいます。
③ 加齢やストレス、過労などが引き金となってウイルスに対する免疫力が低下すると、潜んでいたウイルスが再び活動を始め、神経を伝わって皮膚に到達し、帯状疱疹として発症します。

合併症・後遺症


・発熱、頭痛がみられることがあります。
・顔面の帯状疱疹の場合、角膜炎や結膜炎を起こすことがあります。まれに耳鳴り、難聴、顔面神経麻痺などを生じる場合があります(ハント症候群)。
・神経痛には、急性期痛と帯状疱疹後神経痛があります。
急性期痛は1ヶ月以内には治まります。帯状疱疹後神経痛の程度は、人によって様々で、軽度ですぐに治る方から、数年持続する方までいます。

治療


・治療は、抗ヘルペス薬内服を行います。
※抗ヘルペス薬の飲み薬は、効果があらわれるまでに2日程度かかります。
服用してすぐに効果があらわれないからといって、服用量を増やしたり、途中でやめたりしないで、指示通りに服用してください。
・神経痛に対しては、鎮静薬やリリカ、タリージェ、漢方薬などで痛みのコントロールを行います。
・痛みが非常に強い場合は、ペインクリニックを紹介し、早期から治療介入をしてもらうことで後遺症の遷延化を防ぐことができます。

発症予防・ワクチンについて


・当院では、50歳以上の方に、帯状疱疹予防目的で、水痘・帯状疱疹ワクチンの接種ができます(自費診療です。料金はこちらから)。
・国内での水痘・帯状疱疹ワクチンの予防効果についての明確なデータはありませんが、海外のデータから、約10年程度といわれています。
このことから、現時点では、10年おきに追加接種をするのが望ましいと考えます。

やけど(熱傷)

やけど(熱傷)について

第I度熱傷 表皮までの障害。赤み、浮腫が主体で、数日で消退し、痕は残らない。
第II度熱傷 真皮までの障害。びらん、水疱が形成され、痕が残る可能性が高い。
第III度熱傷 皮下までの障害。皮膚が白色壊死した状態で、デブリードマン、植皮が必要なことがある。
低温熱傷 比較的低い温度でも持続的に加熱されること起こるやけど。見た目よりやけどの深さが深くことが多く、注意が必要。

応急処置


・すぐに冷やす(やけどした部位を冷却する)ことが最も大切です。
水道水などで15-30分間冷却するのが良いです。
指先や脚のやけどのような場合は1時間くらい冷却することが症状を軽くします。
冷やすことでやけどの進行を止め、痛みも押さえることができます。

・患部を冷やしながら出来るだけ早く皮膚科医の診察を受けることが早くやけどを治して傷痕を最低限にすることにつながります。
自分の判断で油薬などをつけてしまうとその後の治療に差し障りがでてしまうこともあるので、やけどをした部位には医師の診察治療を受けるまで自分の判断で軟膏や油など一切つけないようにして下さい。

当院での治療・取り組み


・受傷直後はクーリング、初日は炎症を抑えるためにステロイド外用を併用します。
・その後は湿潤環境を維持するためシンプルに閉鎖療法、もしくは創傷治癒を促します。
・創部の状態に応じて、創傷治癒を促進させるフィブラストスプレーや軟膏、抗菌薬などを併用します。

傷痕・瘢痕の対応


・当院では、肥厚性瘢痕に対して、シリコンジェル(ケロコート)を用いた治療を行っております(自費診療)。
→ 料金はこちらから

・炎症後色素沈着の予防・治療に対しては、希望に応じて、ハイドロキノンやルミキシルなどを処方することも可能です(自費診療)。
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うおのめ・タコ(鶏眼・胼胝)

うおのめ・タコ(鶏眼・胼胝)とは

うおのめは、通常大人の足にできる、直径5mm程の硬い皮膚病変で、歩行時に激しい痛みを伴うのが特徴です。一定部位に繰り返し刺激が加わり、角質が厚く芯のようになり、芯が神経を圧迫して痛みを生じます。

タコは、皮膚の一部が慢性の刺激を受けて厚くなりますが、うおのめと異なり、刺激を受けた部位全体の皮膚が少し黄色味を帯びて盛り上がり、痛みの無いことが多いです。
タコは足底以外にも、生活習慣により、身体の様々な部位に生じます(座りダコ、子供の吸いダコ、ペンダコなど)。
タコに痛みや赤みを伴う場合は、細菌感染を起こしている可能性がありますので早めに皮膚科を受診して下さい。
特に糖尿病の患者様では重症化し易いので注意が必要です。

治療


・うおのめの場合、中心部の芯の部分をメスやハサミなどで切除します。
スピール膏を貼ってきていただき、角質を軟らかくした後に処置を行います。
イボの治療と同様に冷凍凝固療法や炭酸ガスレーザーが有効なことがあります。
・タコの場合、硬くなった角質を軟膏などで軟らかくしたり、スピール膏やメスなどを用い
て適宜除去します。
・歩行異常や骨の異常の可能性がある場合は、整形外科的診察や治療が必要です。

日常生活の注意点


・これらの疾患は治療だけでなく、生活習慣でも注意が必要です。
・うおのめやタコの原因である「同部位への慢性刺激」は、不適切な靴や、生活習慣など
が原因で生じるため、このような原因をみつけて、可能な限り除去することが最も重要です。
・当院では、インソールやフットケアについて、S-foot様と連携をして、サポート体制を整えております。

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蜂窩織炎

蜂窩織炎とは

皮膚の下の皮下脂肪を中心とした細菌感染です。
表皮に感染した場合は伝染性膿痂疹(とびひ)、真皮の場合は丹毒(主に溶連菌感染)と
呼ばれ、蜂窩織炎と区別されます。
また、指趾先端に生じたものはひょう疽(ひょうそ)といいます。

原因


原因となる菌は、黄色ブドウ球菌や溶連菌の2種類が一般的です。これらの菌は生活環境に生息する菌で、いたるところに存在しています。
皮膚への侵入の理由としては、下記のことが挙げられます。
① 虫刺されや擦り傷などの外的な損傷
② アトピー性皮膚炎などバリア機能の低下
③ とびひや水虫などの感染が元になる

治療


・安静、患肢の挙上が必要です。
・抗菌薬内服・点滴による治療を行います。
・炎症が重度の場合は、入院適応となり、基幹病院へ紹介いたします。

巻き爪・陥入爪

巻き爪・陥入爪について

巻き爪は、先的的なものと靴、水虫、外反母趾、長期臥床の影響などから爪が両側縁に向って深く弯曲した状態です。
陥入爪は、爪甲の側縁部分が皮膚にくい込み、浮腫や炎症のため痛みを生じた状態です。
巻き爪と陥入爪は合併して起ることもあります。

適切な爪のケア


・爪は切りすぎず,丸く角を落とさないことが重要なポイントです。
・爪の角は引っかからない程度にやすりで整えます。
・陥入爪の症状次第では角を切ることもありますが,普段の爪切りでは避けるべきです。

治療


・当院ではテーピング法や巻き爪用クリップを用いて加療を行っております。
→ 料金はこちらから
・フェノール法や手術適応の方は、お近くの治療対応可能な病院を紹介させていただいております。

褥瘡・皮膚潰瘍

褥瘡・皮膚潰瘍について

褥瘡とは、寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり滞ることで、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、傷ができてしまうことです。一般的に「床ずれ」ともいわれています。

皮膚潰瘍とは、皮膚や粘膜が様々な原因で傷害され、それが進行することによっておこる組織の欠損です。これは小さな傷から発生し、知らず知らずの間に治りにくい皮膚潰瘍になってしまいます。傷を作らない予防や早い段階での傷の治療が重要ですが、生じてしまった皮膚潰瘍には重点的治療が必要になります。

治療


・基本的には創部の湿潤環境を維持できるような治療を行います。
・ただし、汚染されている感染創に関しては、一度傷を清潔にしてから湿潤療法に移行する必要があります。感染創には、抗菌薬外用を行い、周囲に炎症が波及している場合は、抗菌薬の点滴、内服も併用します。
・傷の状態が良くない場合は、デブリードマンにより、悪い組織を除去します。
・創部に使用する軟膏は、創部の状態によって異なるため、皮膚科医が診察し、その状態に適したものを選択します。

予防


・寝たきり状態の方では、基本的な点として、体圧分散寝具を使うことが推奨されています。
可能な限り2時間おきの体位変換が良いとされていますが、実際には大変な作業で、その方の栄養状態や皮膚の状態を確認しながら、実行可能な体位変換計画を立案していきます。
・車椅子の方では、20分おきのプッシュアップが推奨されています。
・低栄養は皮膚を脆弱にし、創傷治癒も遅らせるため、栄養管理は重要です。管理栄養士
の訪問サービスなどを活用するとよいでしょ。
・在宅ケアでは、訪問看護や訪問介護など福祉制度を利用し、療養者・家族の労力・経済的負担の軽減を図ることが重要です。
当院では、訪問介護事業者や施設と連携しながら、総合的なケアを努めております。

公式アカウントはじめました

この度、おおはし皮ふ科のLINE@公式アカウントがスタートします。
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